健康診断は、労働安全衛生規則第44条に定められており、年に1回は受検しなくてはなりません。言い替えれば、会社は社員に対して、必ず受験させなければならない義務を有しているのです。したがって、面倒だからと言って、勝手に受験しないことは社員としての義務を果たしていないことになりますし、会社が健康診断の場を与えないのは、重大な規則違反になることは言うまでもありません。昨今、社員の長時間労働が大きな社会問題ともなっています。
万が一、社員が長時間労働が原因で、体調を崩し重大な疾病につながった場合、労働基準監督署がその会社に臨検に訪れますが、必ずと言っていいほど、健康診断の受験記録の提出を求められます。それだけ、重要なものであることを、会社も社員もしっかりと認識をしておく必要があるのです。墨田区の会社においても、当然、健康診断を実施していますが、社員が個々に指定の病院に行って受験する場合と、会社の施設を利用して、数日間にわたって実施する場合があります。どちらを選ぶかは、会社の施設や規模により、その内容に大きな違いはありませんし、墨田区ではどちらにも対応できる病院があります。
社員が健康に働くことは会社にとっても大きなメリットになります。また、多くの社員に体調不良などが出ているようであれば、会社の仕組みを改善するきっかけにもなるのです。墨田区においても、社員の健康管理を徹底させるため、健康診断の実施を呼びかけているのです。