皮膚科というとアトピー性皮膚炎やニキビ、あせもといった肌のトラブルで受診することが多いですが、蜂さされやマダニにかまれた場合にも皮膚科を受診することができます。スズメバチなどの大型の蜂の場合、アナフィラキシーショックを起こす可能性もあるため、何か症状がある場合は緊急で総合病院にかかった方がいいですが、一般のミツバチのような蜂の場合は、皮膚科にて処置をしてもらう方が時間もかからず良いです。蜂に刺されると刺された箇所が痛くなり、腫れてきます。自分でのぞける針は抜いてしまいますが、その時払うようにして取り除かないと、蜂の毒が余計に体内に入ってしまいます。
そのため、取れないと判断した場合はその個所を良く洗い、冷やしながら皮膚科に行くと良いでしょう。病院では残っている針の除去を行い、ステロイド剤をぬります。かゆみ止めや痛み止めの軟膏、抗生物質の飲み薬が処方されるので、抗生物質は最後までのみきるようにします。何だか寒気がする、意識がもうろうとするというとき以外は通常の医療機関でも大丈夫です。
皮膚科は混むため、電話を入れてから病院に行くとスムーズに診てもらうことができます。マダニに刺された場合も同じです。マダニはかみついているため、自分でとろうとすると口の部分が皮膚に残ってしまいます。そのため自分では取らないことが大事です。
医者に行くとマダニを麻痺させてから取り出しますが、数分できれいに取ることができます。こういった場合も病院に行く前に連絡をしておくと良いでしょう。