40代になったらがん検診

がんは、年齢の高い方の病気だとお考えの方も多いかもしれませんが、実は、40代ぐらいから罹患率が高まります。従って、がんを早期に発見するために、40代になったら定期的にがん検診を受診することが望ましいです。がん検診と一言で言いますが、実際には、がん検診で行う検査は、対象となるがんの種類によって異なります。特に、日本人の罹患率が高い、胃ガン、肺ガン、大腸ガンのそれぞれについての検査について説明します。

まず、胃ガンの検査ですが、一般的には、胃のX線検査を行います。バリウムと呼ばれる造影剤を胃の中に入れ、胃をふくらませた状態でさまざまな角度から撮影します。その他、内視鏡検査(いわゆる胃カメラ)を行う場合もあります。内視鏡検査では、病変を直接見ることができ、また、病変部分を切り取ってすぐに病理診断にかけることもできます。

肺ガンについては、胸部X線検査が一般的です。この肺の検査については、一般の健康診断でも行われることも多いです。その他、痰の中にがん細胞が混じっていないかを調べる喀痰細胞診と呼ばれる検査もあります。大腸ガンは、大腸の粘膜の表面にでき、そこから出血することで血液が便に混じります。

そこで、大腸ガンの検査は、まず、便に血液が混ざっているかどうかを調べる、便潜血反応検査(いわゆる検便ですね)を行うのが一般的です。この検査で、便に血液が混じっていることが発見されたら、二次検査として、内視鏡検査(いわゆる大腸カメラ)を行います。

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